IEMTと従来の心理療法 ― 対話だけでは変化しにくいとき

IEMTが対話療法より優れている、短期間で必ず変化する、脳の特定部分を直接変えるという主張は確立していません。PTSD、不安、ADHD、脳損傷などは資格を持つ医療・心理専門職が評価し、現在の治療や薬を自己判断で中断しないでください。

理解していても反応が残ることがある

過去や行動パターンをよく理解し、対処法も学んでいるのに、特定の場面で不安、胸の緊張、強い感情が自動的に現れることがあります。これは努力不足ではありません。認知的な理解と、速く保護的に働く感情・身体反応は、必ずしも同じ速度で変わらないからです。

対話療法とIEMTの焦点

対話を中心とする心理療法は、意味づけ、自己理解、対処法、安全な関係を提供します。IEMTでは、現在生じる感情、身体感覚、イメージ、アイデンティティに結びつく反応へ短く注意を向け、眼球運動とともに変化を探索します。

「考える脳」と「感じる脳」という説明は理解のための比喩であり、脳が二つの独立したシステムに分かれているという意味ではありません。

作用機序と速さを誇張しない

眼球運動が記憶や注意へ影響する可能性は研究されていますが、IEMTが「自然治癒システムを作動させる」「神経パターンを再配線する」と断定できる十分な研究はありません。一回または数回で変化を感じる人も、変化しない人も、別の支援が必要な人もいます。

統合して使う

二者択一にする必要はありません。感情的な負荷が下がることで対話や振り返りが進みやすくなる場合があり、対話療法で得た理解や安全な関係がIEMTの作業を支える場合もあります。本人の希望、診断、安定性、エビデンス、実践者の能力に応じて選びます。

Nicola Cranie(Still Mind Therapies)による寄稿。著者ウェブサイト

A woman with long dark hair wearing a teal blazer and white top poses against a light blue background, looking directly...

原文に含まれていた関連リンク

関連資料を開く

0 0 votes
Article Rating
Subscribe
Notify of
guest
1 Comment
Oldest
Newest Most Voted
Luz
Luz
1 year ago

Thank you, Nicola! Great article. Some info I can now send my clients, so they have a better understanding of how IEMT works!

1
0
Would love your thoughts, please comment.x
()
x