「疾患XにIEMTを使っても安全ですか?」
安全性に迷う場合は実施せず、監督・医療評価・紹介を優先してください。眼・前庭・神経疾患、発作、急性精神症状では個別の医学的評価が必要です。けいれん様発作を「過剰反応」や心因性と推測して無視せず、初回発作や意識変容は緊急手順に従ってください。
質問する必要がある時点で立ち止まる
IEMTの基礎研修は、心理療法、医療、神経学の資格を与えるものではありません。珍しい疾患や複雑な状態に安全に対応できるか分からない場合、その実践者にとっては「実施しない」が基本です。
能力と緊急対応
安全性は技法だけでなく、評価、発作や急変への対応、既存治療との相互作用、記録、保険、監督を含みます。ある専門職に能力があっても、同じ判断を短期研修のみの実践者が再現できるとは限りません。
判断のための問い
- 眼球運動が症状を悪化・誘発する可能性はあるか
- 現在の医療・心理治療を妨げないか
- 急変した場合に適切に対応できるか
- 本人へ不確実性と代替策を説明できるか
- 資格、保険、法令、所属団体の方針に適合するか
有害事象と誤帰属
眼球運動後には一過性のめまい、吐き気、頭痛が報告されています。新しい症状が偶然同時期に起こることもありますが、最初から無関係と決めつけず、記録、医療評価、報告を行います。広告上の資格や効果表現も、苦情や法的検討の対象になります。
実践者への結論
紹介は失敗ではありません。「できるか」ではなく、「この人に、この状況で、自分が安全に行う能力と根拠があるか」を問い、不明なら行わないことが専門的な判断です。







